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2歳児の夜泣きを改善するには?泣き叫ぶ子どもに効く方法

2歳児夜泣きの原因と対策

この記事には広告が含まれています。

この記事では、2歳の夜泣きの原因や対処法について保育士ノス子が詳しく説明しています。
夜泣きに対する基本的な対処法やリラックス法、睡眠環境の整え方などを紹介します。

授乳期が終わって、子どももまとめて寝られるようになって一安心。

そんな風に思っていたら、2歳になったころ夜中に大泣き。

親も子も寝不足……なんてことがありませんか?

夜中に急に泣き叫んで、何をしてもダメなの……

やっと眠れるようになった!

そう思っていたのに始まる夜泣きは辛いですよね。

あまりの剣幕に、病気なのではないかとも心配になります。

そんな方に向けて、夜泣きの原因や基礎知識・基本的な対処法やリラックス法、睡眠環境の整え方について詳しく紹介します。

2歳の夜泣きに悩む親御さんたちが不安を解消し、より快適な子育てを送るためのヒントを見つけられたら幸いです。

目次

2歳の夜泣きについて知っておきたい基礎知識

子どもの夜泣きは、親も疲れやストレスを感じますよね。

2歳の夜泣きは、赤ちゃん期に比べると病気やストレス、不安などの心理的要因によるものが多く、対処にも注意が必要です。

夜泣きについての基礎知識が分かれば、より的確な対処法を見つけることができますよ。

そんな2歳の夜泣きについての基礎知識を分かりやすく解説します。

2歳の夜泣きってどういうもの?

子どもが急に泣き叫ぶと驚きますよね。

大きな泣き声は近所にも気を使いますし、身体的にも精神的にも疲れ、なにより子どものことが心配になります。

しかし、2歳の子どもが夜泣きをすることは比較的よくあることです。

赤ちゃんの頃は生活サイクルがまだできていなかったり、授乳が必要なことによる夜泣きが多いです。

しかし2歳児の夜泣きはもう少し複雑なことが原因です。

感情を処理しきれないための発達的要因、暑い寒いなどの環境的要因。

成長痛がある・風邪をひいているなど身体的要因や、ストレスが影響している精神的要因も考えられます。

夜泣きが頻繁に続く場合は、病気などのサインである可能性があるため、あまりにひどい場合は医師に相談することも考えましょう。

2歳の夜泣きの原因は?

2歳児の夜泣きの原因には

  • 発達的要因
  • 睡眠環境
  • 身体的要因
  • 精神的要因

が考えられます。それぞれを詳しく解説していきます。

発達的要因

2歳になると感情が発達し、様々な思いを抱くようになります。

そのような複雑な感情を処理するのに時間がかかる年齢です。

そのため、日中での出来事の夢を見たり思い出したりして夜中に大泣きすることがあります。

感情の発達段階表
感情の発達段階表(簡易バージョン)

ノス子の息子も2歳前後の夜泣きがひどかったです。

嫌なことがあった日だけでなく、刺激をたくさん受けた日や、楽しくてテンションが上がった日なども夜泣きをしていました。

今思うと、感情が振り切れた日に夜泣きをすることが多かったように思います。

日中に感じた様々な感情を処理しようとしていたのですね。

睡眠環境の問題

2歳児の夜泣きには、睡眠環境が影響することもあります。

暑い、寒いなどの気温によって子どもの目が覚めてしまい、夜泣きに繋がることも多いです。

電気代や燃料代も上がっていますが、健康には変えられないですよね。

夏は26~28℃、冬は20~23℃が目安です。

夏の28℃は暑く感じるかもしれませんが、扇風機などで空気の流れを作ると快適になりますよ。

あくまで目安なので、子どもの汗や寝返りなどを見てその子に合った調節をしてください。

また、普段と寝る場所が変わったり、布団や枕が合わなかったりと寝具が原因となる場合もあります。

身体的な不快感

子どものころ、成長痛で足が痛かった経験はありませんか?

小学生に起こるイメージの強い成長痛ですが、2歳児も成長痛で夜泣きすることがあります。

夜泣きする子どもの足をさすったら、寝てくれたという話もあるほどです。

夜泣きにはそのような身体的なことが原因なこともあります。

精神的なストレス

2歳児の夜泣きは、精神的なストレスが原因となる場合もあります。

家族の不和や親のストレスを敏感に感じ取ることもありますし、引っ越しなどの環境の変化も子どもにとって大きなストレスになることがあります。

また、悪いことではなく良いことでもストレスになる可能性はあります

例えば、遠足の前日にわくわくして眠れなかったことはありませんか?

楽しみすぎて眠りが浅くなり、夜泣きが起こることもあります。

悪いことじゃなくてもストレスになるのは驚きですね。

2歳の夜泣きが続くときに注意すること

2歳児の夜泣きは基本的に一時的なものが多いです。

しかし、あまりに夜泣きが続く場合は何らかの病気による原因も考えられます。

夜泣き外来などもあるので長く続く場合は受診してみましょう

他に眠りが浅くなる病気の原因として、以下のようなものが考えられます。

  • 虫刺されや乾燥でかゆみがある
  • 風邪やインフルエンザなどの感染症
  • アレルギー(花粉症など)
  • 咳や痰、胃腸のトラブルなど

これらの病気は、食欲不振や体調不良などの症状も引き起こす場合があります。

複数の症状がある場合には、早めに医師に相談することが大切です。

2歳の夜泣きに対して親ができること

2歳の夜泣きに対して親ができることを紹介します。

基本的に子どもに安心感を与え、落ち着かせることが目的です。

いくつか紹介するので、その子に合う対処が見つかるといいですね。

子どもを安心させる

まずは、子どもに安心感を与えることが大切です。

夜泣き中は、自分の泣き声でさらにパニックになり不安な気持ちになっています。

そんなときには、子どもに優しく話しかけながら一緒に寝ることが有効です。

お気に入りのぬいぐるみや毛布などのアイテムも、安心感を与えることができますよ。

優しく話しかける

2歳児はまだ言葉で自分の気持ちをうまく表現できません。

夜泣きをしているときには、お母さんやお父さんの優しい声で落ち着くことがあります。

友達とケンカした日など、泣いている理由に心当たりがある場合、気持ちを代弁してあげることも有効です。

「昼間は嫌だったよね、悲しかったね、でも大丈夫だよ」などその時に合った言葉をかけてみましょう。

「かわいい〇〇ちゃん、大好きだよ」などポジティブな言葉をお子さんに話しかけることも、安心感を与えることができます。

おんぶや抱っこをする

おんぶや抱っこで密着することは、子どもに安心感を与えることができます。

お母さんやお父さんの体温や鼓動を感じることで気持ちが落ち着くことがありますよ。

子どもが落ち着くまで、赤ちゃんの時のようにゆらゆらと抱っこしてあげましょう

嫌がって暴れる時もあるので、様子を見ながら抱っこしてみてください。

横にして見守る

夜泣きをしている子どもは、眠いのに自分の泣き声で起きてしまい、さらに泣いてしまうことがあります。

その場合には、子どもをベッドに戻して見守ることも有効です。

というよりも、いろいろ対応しても原因が分からないときは、もう見守るしかありません

力尽きたら子どもは寝ます。

本当にどうにもならないときは、なるべく刺激せずに子どもが自分で寝るのを待つしかないです。

私は本当にどうしようもないときは、ただ見守っていました。
変に声をかけて起こすよりはマシだったと思います。

結局放置か!と思われるかもしれませんが、ぶっちゃけそういう日もあります。

一日なら何とかなります。

何日も続くなら病院や外部機関に頼ってください。

子どもをリラックスさせる

大人でも寝る前にリラックスすることで質の良い睡眠をとれますよね。

それは子どもでも同じです。

リラックスをしてから寝ることで、夜泣きの軽減に繋がります

そこで、2歳の夜泣きに効果的なリラックス法を紹介します。

マッサージをする

マッサージは、緊張を和らげる効果があります。

電気を消す前に親子のコミュニケーションの一環として足裏をもみもみしてみたり、背中やおなかをなでなでしてあげるといいでしょう。

親子で触れ合うことで子どもも安心しますし、マッサージでリラックスすることができますよ。

リラックスできる音楽を流す

睡眠の時に流すための音楽は多く発売されています。

そのような音楽にはリラックス効果があるので、夜泣き軽減の効果も期待できますよ。

ディズニーやジブリなどののオルゴール音楽は、保育園のお昼寝でも取り入れられています。

他にも、静かな音楽や、自然の音、ホワイトノイズなど、リラックスにつながる音を選んで聞かせてあげましょう。寝る前に音を流すことで、安眠を促すことができます。

アロマテラピー

アロマテラピーは、香りの力を使ってリラックスを促す方法です。

ラベンダーやカモミールなど、リラックス効果のある香りを使用するといいですね。

いい香りを嗅ぐことで親もリラックスできます。

夜泣きやぐずり対策用のアロマも販売されていますよ。

睡眠環境を整える

睡眠環境によって睡眠の質は左右されます。

睡眠環境を整えることで夜泣きが改善する場合があります。

2歳児のための睡眠環境の整え方について説明します。

寝具やベッドの選び方

2歳の夜泣きに悩んでいる場合、寝具やベッドを見直すことも有効です。

布団の大きさや硬さ、枕の高さなど、子供に合ったものを選ぶことで、快適な睡眠環境を整えることができますよ。

2歳児は寝返りができるとはいえ、ふかふかすぎる布団はうつぶせになったときに呼吸しにくくなってしまうこともあります。

固めの布団を選ぶと安心です。

また、枕の使用は8~10歳くらいからと言われていますが、鼻が詰まっていたり鼻水が出て呼吸が苦しいときなどは枕で頭を高くすることで呼吸が通りやすくなります。

息子は布団を蹴ってしまうので冬はスリーパーを着ていました。

部屋の明るさや温度の調整

部屋の明るさや温度は、子供の睡眠に大きく影響します。

明るすぎると眠りにくいですが、真っ暗を不安に感じる子どももいます。

間接照明や充電式LEDライトで適度な明るさに調整することで、リラックスした状態で眠ることができます。

子どもが眠った後は消灯してぐっすり眠れるようにしましょう。

室温は夏は26~28℃、冬は20~23℃が子どもにとって快適な温度です。

個人差があるので汗のかき具合などを見て調節してください。

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寝室での活動の制限

寝室での活動は、子供の睡眠に大きな影響を与えます。

寝室は寝る場所としてだけ使うようにすると、寝室に入る=寝るの図式が成立し、自然と眠くなります。

特に、テレビやゲームなどの刺激的なものは寝室に置かないようにすることが望ましいです。

また、寝る前には絵本の読み聞かせやベビーマッサージなどのルーティンを作ると、子どもの入眠が速くなりますよ。

我が家では寝る前に読み聞かせをしています。
親子のコミュニケーションの時間です。

まとめ:2歳児の夜泣きを改善するには?泣き叫ぶ子どもに効く方法

2歳の夜泣きは珍しいことではありません。
大体の場合は成長と共に減っていきます。
気負いすぎずに、できることをした後はおおらかに構えられるといいですね。

2歳の夜泣きの原因は、発達上の理由、睡眠環境の問題、身体的・精神的不快感などです。

対処法
  • 優しく話しかける
  • おんぶや抱っこをする
  • 横にして見守る
  • マッサージをする
  • 音楽やアロマテラピーでリラックス
  • 睡眠環境を整える

これらを見直すことで、夜泣きを改善できるかもしれません。

あまりに夜泣きが続く場合には、病気が原因となる場合もあります。

その場合には、受診も検討しましょう。

夜泣き外来もありますよ。

夜泣きに悩むお母さん・お父さんが安眠できますように。
この記事に少しでも参考になることがあったら嬉しいです。

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この記事を書いた人

現役保育士のワーキングマザーです。
子育ての悩みを少しでも解決できるような情報発信をしています。
とはいえ、親としてはまだまだ未熟。一緒に成長しましょう!

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